DX化による合理化とは。

生産性についての議論があります。要するに日本の企業のやり方は、効率が悪いという話です。DX化が遅れている企業では、それが顕著ではないかと言われたりします(生産性の低さはそれだけが原因ではありませんが)。

例えばDVD教材を10箇所の営業所で活用したいとします(イマドキDVDというツールもどうかとは思いますが、実際使われている)。
従来あるいは、DX化できていない企業の場合、10箇所に余裕を見て10枚ずつ、つまり100枚のDVDを用意しなくてはなりません。外部に頼んで100枚のコピーをつくってもらうと安くても5000円以上の費用と1〜2日の時間がかかります。今度は、それを10枚ずつ荷造りし伝票を書き発送すると、10箇所分の送料と荷造りの手間がかかります。一連の工程で現場に着くまでに早くて4日かかるのではないでしょうか。また費用は送料も含めて1万円以上。
担当者が拘束された時間は延べ2時間以上はかかるでしょう。

DX化された企業なら、DVD をデータにします。DVDから映像データにするのは、無料のソフトウエアでセットすればPCが勝手にやってくれます。それをサーバーに置き、必要な人が見れる状態にし、各営業所へリンクを送ります。この間、おそらく2時間もかならないでしょう。担当者が拘束される時間は30分もないはずです。しかも費用は0円です。

例えばひとつの作業を比較すると非DX化が以下に効率が悪いか分かります。この例では後者の企業に比べて、前者の企業は、学習開始が4日も遅れます。また担当者の2時間分の時給と1万円以上の経費が費やされます。これは氷山の一角なのです。前者の企業では概ね、この件に留まらず至る所でこのような非効率が発生しているはずです。企業全体で比べるとどれだけの差になるでしょうか。

また、後者の企業のやっていることは、決して最新ではありません。こういうことは20年前から可能でした。それを考えると、どれだけ遅れているかが分かります。効率化が止まっていると言っても過言ではありません。ハードの機械は新しいモノを入れるのに、こういった雑作業レベルのことは昭和のままの企業は少なくありません。
このような雑作業レベルの差は見えにくいのです。しかし、企業にはそういった作業が山のようにあります。