お店のアクセスページをもっと愛想良く。

お店や企業に来られる方、つまりお客さんのために地図を載せておられます。しかし、なぜ無愛想な地図ばかりなのでしょうか?
自社で作成した分かりやすい地図を載せているところはまだしも、分かりにくい地図や、住所だけで地図さえ載せていないお店も意外と多いです。来店して欲しくないのでしょうか?
「いまどきだから、調べて来る」そう思っているのでしょう。確かにそうでしょうが、それはせっかく好印象をもってもらえるチャンスを逃しています。

グーグルマップを載せているケースも多くそれはそれで親切ですが、余計な情報もたくさん載っているし、たまにURLが違っていたりしてちゃんと表示されなかったりします。

分かれば良い、分かりやすいのが良い、そういう考えなのでしょうが、地図は必ず全員が見るページです。しかも、地図を見ると言うことは何らかの興味を持って頂いた見込み客です。

そのビッグチャンスを愛想のない地図でお迎えするのは、もったいなくないでしょうか?

地図のページに来たときに、心のこもった、あるいは個性的な楽しい地図があれば、どうでしょうか?お店の心意気や温かさ、店主の人柄などが感じられてさらに興味を持ったり、行ってみたくならないでしょうか?要は、誰もが見る地図のページは、好印象をつくる絶好のチャンスだと言いたいのです。

手書きの分かりやすい地図が載っていると、それだけで「このお店は、優しい人がやっているんだなあ」と感じませんか?それだけでも安心します。

ときどき、お店までの経路を写真で丁寧に載せておられる所もあります。ただ、初めて来る人には意外と分かりにくかったりするものなのですが、よく照らし合わせてみればわかるし、何よりお店の方の「迷わず来て欲しい」という気持ちが伝わります。

弊社のお客さまには、地図のページの重要さをご説明し、工夫のある地図を掲載しています。

SNSの時代だからこそのWEB。

facebookにインスタ、ツイッターなどSNSばやりで、店舗や施設を持つ業態のを持つ事業者が情報発信に使っていると思いますが、それがあるが故に意外とWEBをお持ちでない事業者は多かったりします。
この時代、WEBを持つのは基本だろうと思いきや、作ってもらうとなると費用がかかります。
それなら無料でできるSNSで充分ということになります。実際、そういう業態ではSNSをうまく使うと十分な情報発信ができます。

しかし、困ったことにお客さまは様々なSNSを使っていて、また連携していないSNSもあります。例えばfacebookやmixiとインスタは連携しているけど、Twitterはしていなとか。
そうなるとTwitterだけで発信しているとインスタユーザーには届きにくいとか、その逆もありでやっかいです。
また、SNSは基本的にフロー情報なのでどんどん流れていってしまいます。ひとつひとつの情報は短冊的です。

そういう時に情報発信のベースとしてのWEBの存在が便利で効果もあります。ワードプレスなどを使ったWEBでは、WEB上に各SNSを表示することができるので、WEBにさえ来てもらえば、すべての情報を見ることができるし、逆に言えばSNSでWEBの存在を拡散して呼び込めば、まとまった情報を見てもらえるのです。

実際、SNSで発信されている飲食店などは、SNS、食べログ、その他情報が分散していて不便を感じられているケースもあります。SNSの時代だからこそWEBが便利なのです。

当事務所では、機能や要素を整理し、ワードプレスによるWEBをロープライスで導入できるサービスをご提供しています。

人の感覚はいい加減。だから演出が重要。

TVでときどきやっている「芸能人格付け」は、芸能人が安いワインと高いワインを飲んで当てるというような比較クイズをやって外れるとランクを落とされるというゲームですが、ことごとく外れます(笑)
TV番組なので多分に演出は入っているでしょうが、実際人の感覚はあてにならないものです。
警察などでも「青いクルマだった」という目撃証言が実際は赤だったというようなことがあるというのは有名な話です。

ひと頃、百貨店がブランドエビを使用しているとしていた料理が実は普通のエビだったという詐称疑惑がニュースになりましたが、実際、それを食べたお客さんで気づいた人はいなかったはずです。
普通のエビもブランドエビ並みに美味しかったワケです。というか、美味しいと思い込んで食べるので、よほどの違和感がない限り美味しいわけです。

人間のこういった感覚はとてもいい加減です。決定的な差があるもの以外は、なんの情報もなく味わっても分からないのです。多くは事前の情報によって、美味いとか良いとか思い込んで味わうわけです。

情報とは、演出です。何らかの付帯情報を加えることで「良く見せる」。人間は初めて買うモノについては「良さそうに見える」から買います。

悪く言えば、「上手いこと言ってその気にさせて買わせる」とも言えますが、成熟市場におけるマーケティングはまさにそのものです。そのまま並べているだけでは売れないので、あの手この手で「その気になるような」演出を行います。

悪いことをしているようにも聞こえますが、商売というのは、昔からそういう面があります。有名な平賀源内の「土用の丑の日にはうなぎ」などは、最たるものです。

多くのマーケットが成熟化している現代では、この「見せ方」がとても重要になっているわけですが、意外にも、商品作りに熱心なメーカーほど、この「見せ方」についての意識が薄かったりします。

ミンチカツのタマネギ効果。

見せ方や売り方の上手さは、とても些細な事だったりします。
当たり前のことでもひと言添えるだけで、お客さんには全然違って非bきます。

例えば、スーパーの総菜。ミンチカツの売り場にただ「ミンチカツ150円」と書くより「タマネギいっぱいミンチカツ」と書く方が食欲をそそられます。

夏の暑い昼間、ふと見かけた喫茶店で「涼しい店内で、気持ち良いおしぼり、キューッと冷たいアイスコーヒーをどうぞ」と書いてあると思わず入りたくなります。

これらプラスで書いてあることは特別なことではありません。その場面を描写しているだけとも言えます。しかし、それによってこちらの想像力が働いてイメージできるのと、少なくとも書いてあることは保証されるという安心感があります。

そんなも想像したら分かるだろうと思っていると違います。自分に興味の無いことは、いちいち想像しないんです。でも興味のあることが書いてあると想像します。人間は、情報を与えられると自動的に頭が働いて想像してしまう動物なのです。

それと実は安心感も大きいのです。

以前、大手の通販カタログを作っていたときに同じ商品、同じコピーなのに、違うレイアウトにして倍売れたことがあります。
商品は、赤ちゃん用のゆりかごベッド的な商品。初回掲載時は、コピーは、商品番号や価格と一緒に端にきれいにレイアウトされていました。
2回目掲載時は、コピーを1行ずつ分解し、商品写真から引きだし線をだして、該当箇所にレイアウトしました。
なんと、これが初回の2倍売れたのです。
引きだし線で示すことにより、分かりやすいことと安心感があるのだと思います。

こういう些細な事で売れ行きが変わります。

競合は、同業だけではない。

競合は、販売訴求する上で視野に入れておかなければいけない要素です。いまどきは、よほど新しい事業でない限り競合は必ずいます。
また、競合というと、横の視点で同業他社と思いがちですが、それだけではありません。多様化した現代では、他業種、他の商品が競合になって来ます。

かつてマクドナルドが100円バーガーを発売したとき、同業他社には差別化できましたが、100円になったことで、テイクアウトするお昼ご飯のアイテムとして、同じ100円ラインのコンビニのおにぎりが新たな競合になりました。

今なら、缶コーヒーの競合は、同業他社はもちろん、コンビニの100円コーヒーも競合です。他社が横の視点だとしたら、斜めの視点かも知れません。こういう状況は、利用者の立場にたってみると分かります。

もひとつの例。外貨両替業者の店舗の競合は、他社ももちろんそうですが、もうひとつ、空港での両替も競合になります。
何度か海外旅行に行かれた方は覚えがあると思いますが、あらかじめ外貨に交換するというのは忘れたり面倒だったりで、ぎりぎりの当日に空港で両替をすることになって、混んでいて時間がなくて焦ったりします。

関連団体の調べでは、実際そう言う人は多いようで、そういった利用者をうまく店舗で早めに両替させることができれば、お客さんが増えるわけです。
むしろ、同業他社を競合とみるより、空港での両替行為を競合と見る方が、獲得しやすいかも知れません。これは「街の店舗で両替する」という行為に対して「空港で両替する」という行為としての競合関係です。
こういうことは、縦の視点と言えるかも知れません。

競合と聞いて横の視点だけでみると、他社しか見えませんが、縦や斜めの視点で見ると、新たな競合関係を発見できます。

ネーミングが功を奏するとき。

ネーミングが大事だと言われますが、主に、新たに商品を知ってもらうときは特に重要です。

そんな例を2つ。
有名な古い例ですが、ラ・フランスという果物。洋梨なのですが、つくっているのは山形県です。元々はフランスにもラ・フランスと呼ばれる洋梨はあったようですが、品種が少し違ったり栽培が大変だったりで、絶滅したそうです。

山形県の洋梨は改良を重ね、おいしくなったのですが、当初は「みだぐなし」という名称だったそうです。山形県の方言で「見たくなし」(笑)みためがいびつだったからだそうです。
その時は、味は良いのにさっぱり売れなかったそうですが、ある時、名前をラ・フランスにしたところ爆発的ヒットに。

ラ・フランスという名前から、輸入果実と思っている人も多のではないでしょうか。そんなイメージがおいしさを演出しているのだと思います。

2つ目は最近の事例で、錆びて抜けないネジを簡単に外せる工具「ネジザウルス」日本では大ヒットしたのですが、アメリカでは今ひとつだったそうです。

その理由は、恐竜(ザウルス)は、日本では噛みつく怖いイメージですが、アメリカではかわいいイメージなのだそうで、その商品特性が演出されなかったのですね。

そこで、外国の人にとって「噛みつくイメージはヴァンパイヤ(吸血鬼)だ」ということで名前を工具名のプライヤーと引っかけて「ヴァンプライヤー」とし、持ち手を血の色の赤に変えたところ売れていったそうです。

ネーミングというと家庭用品のイメージが強いですが、どんな場面でも憶えてもらえる、親しんでもらえるためには効果があります。
特に、某かのイメージを持ってもらえることで憶えてもらいやすくなります。

アメリカなどは昔から、ジェーン台風という風に台風にも名前がついています。ジェーンという女性の名前は、「女性は怒ると怖いぞ」というウィットも入っているのだと思います。そうすることで憶えやすくなります。
また、米軍の作戦にも名前がついています。みんなが憶えやすい名前をつけることで、識別性も上がり、コミュニケーションが取りやすくなるからです。

阪急の「はたらく言葉」の広告

「毎月50万円もらって…」 阪急車両ジャックに「時代の違う感性」と批判

 

阪急の「はたらく言葉」の広告が批判されています。これ、TVでも取り上げていましたが、これ「はたらく言葉」と言いながら、多くがいわゆる「働く人」ではなくて経営者や専門職の人の言葉のようです。だから、一般労働者にはどうしても上目線に見えてしまう。共感しにくいと思います。

もちろん賛否両方の声があるでしょうが、経営者の理想論のような言葉で労働者を元気づけられるかなあ??と思ってしまいます。
多くが「言いたいことは分かるけど現実はそうじゃないよ」という感覚なのではないでしょうか?

特に批判の的となったのが「毎月50万円もらって毎日生き甲斐のない生活を送るか、30万円だけど仕事に行くのが楽しみで仕方がないという生活と、どっちがいいか。研究機関 研究者/80代」だそうですが、イラッとする気持ちは分かります。

これで言いたいことを伝えるのに、50万とか30万とかが入ったこの言葉は適切ではないでしょう。しかも「研究機関 研究者」って、一般的な「労働者」ではありません。共感されにくいのではないでしょうか。仲間内だけの会話で言うのなら分かりますが。

「広報で一番重要なのはプラスを出すことよりマイナスを出さないこと」という原則からすると、まずブレーキをかけるべきでした。
そう見ていくとこの広告は一体誰に何を言いたかったのだろうと思ってしまいます。あえて選んだのなら炎上目的?

TV番組では、批判する人に向けて諭すようなコメントが多かったですが、これもまたTVの出演者って勝ち組ばかりなので、そんな人に諭されてもってのが、毎日苦労して労働している庶民の感覚でもあるような気がします。

とはいえ、この広告を「元気が出る」と肯定的な意見もあるので一概に悪いとは言えませんが少なくとも「広報で一番重要なのはプラスを出すことよりマイナスを出さないこと」なので、そこはどう考えられていたのでしょう。

「多くは通勤電車で、ビジネスマンの方が重要なお客様。実際は働いている方々に働くことの意味や尊さなど、応援メッセージで伝えたいという趣旨で出させて頂いた」とのことですが、「働いている方々」の心情が考慮されていないような気がします。

でもまあ、こういうのって、広告だからイラッときても「勝手なこと言ってるわ」って流せば良いだけなんですけどね(笑)
とかく炎上しやすいご時世です。

販促の食いつき所。

消費成熟時代に何かを売ろうとしたら、まず興味を持ってもらわないといけません。
売ろうとする商品そのものが、とてもユニークで革命的なものであれば(例えばiPhone発売時のように)、商品を見せるだけで興味を持ちます。しかし、そんな商品はそうできるものではありません。

良い商品だけれども、それだけで人々の興味を惹きつけるだけの力が無い場合(ほとんどの商品が当てはまると思いますが)、ストーリーや見せ方で興味を引かなければいけません。

ストーリーというのは、要するに提案の理由です。しかし、ストーリーがあれば良いというだけではもちろんありません。
そこに新鮮だったり、困っているときにぴったりのアイデアだったり、人々の心情にマッチした話であることが必要です。

しかし、見せ方というのは、必ずしもストーリーと直結していなくても良い場合があります。もちろん、ストーリーに合った見せ方により、納得性が高まり購買意欲が高まるという流れは起こるのですが、それは興味を持った後です。見せ方で興味を引くのは、ディティールや奇抜なアイデア、あるいは、人の心にすっと入ってくるニュアンスだったりしますで。

例えば、TVCM等でも、商品名は憶えていないが変な歌は憶えているとか、最後に出てくるシーンの女の子の表情が頭に残っているとか、店頭ディスプレーのキラキラした装飾が新鮮だったとか・・・・それらは、商品やストーリーとは関係なかったりしますが、興味を引いているわけです。

特に商品自体がコモディティ化(同質化)などにより差別化しにくい場合、こういった見せ方で食いつき所を作るように意識していないと、どこにも興味を持ってもらえない販促になってしまいます。

興味を持つ、内容を知る、納得するという流れで初めて購買意欲が生まれるかどうかというまな板に乗ります。
販促のストーリーや切り口ばかりが重視されがちですが、この最初の「興味をもってもらう」食いつき所をどうつくるかも、とても重要なのです。

しかし、企画段階でこれらの「食いつき所」が果たして功を奏するものなのかどうかの判断はとても難しいものです。判断基準は感性だからです。しかも、「食いつき所」に結構費用がかかったりします。

その結果、予算が通らずせっかくの「食いつき所」が削られ、「食いつき所」のない無味乾燥の販促が実施されたりします。こういったケースは結構多い気がします。
それはこの「感性の食いつき所」というものがちゃんと意識されておらず、そこの重要性を理解しているクライアントはもとより、制作者自身が認識していない場合もあり、重要性についてちゃんとした説明がなされていなかったりします。

偶然上手くいったケースを除くと、「感性の食いつき所」についてのちゃんとした認識を持ち、クライアントと制作者の信頼関係があって初めて「食いつき所」が力を発揮すると言えそうです。

しかし、戦略的に販促を行っていくには「感性の食いつき所」もちゃんと認識していくことは必須です。

 

会社案内の効用。

会社案内(業務案内)を安易につくっている企業は意外に多いです。業態にもよりますが、「内容が分かれば良い」的に考えておられて「費用を掛けなくて良い」と言われます。

しかし、業務的には「内容が分かれば良い」のですが、そこで相手に与える印象は、やはり「安易」な印象になります。
例え、事業や商品が優れていても、どこかそういう所では安易にする会社なのだなと無意識のうちに受け取られてしまいます。

同じように優秀な人が2人いたとして、1人は品の良いスーツをぱりっと着こなしている、姿勢も良い。もうひとりは、スーツを着ているけど、どこか安ものっぽく、ネクタイもあっていない、姿勢もどこかゆるい印象。
人の能力は同じだとしても取引したいのは前者の人ではないでしょうか。

要は、身だしなみや装いなのです。中味には関係なさそうに思いますが、実際は、中味も外側から作られるところがあります。ぱりっとした人は、中味もぱりっとしているし、またそうなってきます。

もっと大きく考えると、その人が所属する会社もやはりそう見られてしまいます。後者の人の会社は、いくら商品が優れていても「どこかそういうゆるいところがある」会社なのだなと思われてしまいます。そして、実際、そうなのです。悪い意味で、そういう人を許している社風であるということです。
会社案内だとか名刺だとかは、会社の身だしなみに近い効果があります。

これは中小企業だけの話ではありません。誰もが知っている大企業でも同じです。例えば、大手の老舗企業の名刺の多くは、古い事務的なデザインものが多いです。名前が知られているのでそれなりの威光がありますが、逆に「古い体質なのだろうな」「なかなか話がとおりにくいだろうな」「融通が利かないだろうな」というありがちなマイナスイメージも持ちます。それだけで、商談の時に、期待度が下がってしまうことは現実に起こります。たとえ大企業でも、それだけでビジネスチャンスを逃してしまっているかも知れません。

また、お金を掛けなくても「ちゃんとつくる」ことを心がけるだけで、会社自体にも気づきが生まれます。

会社案内をつくるときに多いのは、社内の情報がなかなか揃わないことです。自社の情報なのに、事業案内や商品案内の情報や写真、最新の企業情報などが、なかなか集まらないという事も、決して少なくありません。逆に言えば、そういう状況があるから安易に作ってしまうということもあるでしょう。
しかし、対外的に発信する自社の情報がすぐに揃わないということは、社内全体で会社の基礎情報が共有されていないことでもあります。
これを機に社内体制を改善しようとか、情報共有の仕組みをつくるなどの発想が生まれてきます。
こういう事は、ブランディングの一環でもあります。

定期的に会社案内を「ちゃんとつくる」のは、対外的にはもちろん、社内的効果も大きいのです。

キャッチフレーズの手法(作り方)

ちょっとした営業ツールや販促ツール、
店頭ポップなどでキャッチフレーズを書かなければいけない場合は
多いと思います。
漠然と考えてもなかなか良いフレーズが出てきませんが、
いくつかの手法に則って考えると良いかも知れません。

これらは、よく、キャッチフレーズやコピーの本などで
語られていることですが、
コピーを書くという事が、単に文章を書くということと
違う点は、コピーはこれらを駆使して戦略的に書くというところです。

人間は、意識しなくても必ずロジカルに思考するので
それにあわせて文章を提示し、導いていくという感じです。

もちろん、100%すべての人がこちらの思うようになる
という事ではありませんが、一般傾向をもとに書いていくので、
多くの人が、そのシナリオに従って思考し、
その中から、購買までたどり着く人が出てくるということです。

その精度をどれだけ高めることができるかというのが
マーケティングのノウハウになります。

ですからコピーだけでなく、
マーケティング全体がひとつのシナリオを持っていないと
精度が高まらないことがお分かり頂けると思います。

<目次>
●法則-1:質問する
●法則-2:限定する
●法則-3:話を切り替える
●法則-4:意外な事実を提示する
●法則-5:「もう」で焦らせる
●法則-6:「あるある」で共感を呼ぶ
●法則-7:痛いところをつく
●法則-8:どきっとさせる
●法則-9:エンターテイメントする
●法則-10:やたらと長い
●法則-11:超ストレートに言う
●法則-12:素朴に話す
●法則-13:コピー無し

●法則-1:質問する

「○○○をご存じですか?」という素直なものから、
「まだ○○○をやっているんですか?」という脅迫タイプまで
質問形式は興味をこっちにむけるキャッチフレーズとして
よく使われるパターンです。
人間は、質問されると無意識にその質問について考えてしまうんです。
つまり興味を持つと言うことです。
ただし、脅迫タイプなど、書き方によっては「大きなお世話だよ」と
反感を持たれる場合があるので注意が必要です。

上手に聞くと、自然にこうちらに耳を傾けてくれます。

これは営業トークとしても使えます。
そもそもキャッチフレーズは営業トークですのでね(^^)

●法則-2:限定する

「今だけ○○円のご奉仕です」
「タイムセール、15時まで!!」
「残りあと100個です。お見逃しなく!」
「1回限りの限定生産です。お見逃しなく!」
など、何かを限定して呼びかけるのも常套句です。

限定してチャンスの価値を上げると言うことです。
裏返して言えば、この機会を逃すと損しますよという言い方です。

人間は、トクすることより、損したくないという
気持ちの方が強いのです。
だから、これもある種の脅迫のようなものです。

それと限定することで、
話を分かりやすくする効果もあるのです。
分かりやすさも興味も持つ大きな要因になります。

●法則-3:話を切り替える

「さて、〜〜〜〜〜〜」
「ところで。〜〜〜〜〜〜〜」
のように、これから違う話をしますよという言い方も
注意喚起でよく使われます。

タレントの浜村淳さんが「さてみなさん」という常套句が
トレードマークになっていますが、
注意をこっちにむけるのに効果的な話し方です。

このように切り出されると
人間は、え?何の話が始まるの?と無意識に
思ってしまって耳を傾けてしまいます。
しかも、今、あえてそうやって切り出すのだから
価値のある話に違いないという風にも思うのです。
逆に言えば、人間は、重要な話をするときに
そういう切り出し方をするのです。

この切り出し方にさらに質問や限定などを組合わせると
さらに強力になる場合があります。

「ところで、明日朝9時から、
○○○が500個だけ販売されるのをご存じですか?」
というような具合です(^^)

●法則-4:意外な事実を提示する

その昔、サンヨーコートのCMで
「春は3日に一度雨が降ります」という
キャッチフレーズがありました。

それを聞くと「へえ〜、そうなんだ」と思います。
しかも、「そういえば、そんな感じがする」
という共感も生まれます。
大きな事ではないけど、ちょっといい話を聞いたなあと
記憶に残ります。
このキャッチフレーズが良いのは、
さらにビジュアルイメージが伴うことです。

だからレインコートのひとつも持っておくといいですよ
という売り込みをさらっと提案しているところが
TVCMというメディアも手伝って素敵なCMになっていました。

こういう意外な事実が商品特長に直結していると
さらに購買につながりやすくなります。

逆に言えば、商品の中の意外な事実を探すことが
強力なキャッチフレーズづくりの第一歩であるとも言えます。

これらの方法論も前の限定や質問と組合わせることで
”場合によっては”、効果的になります。

”場合によっては”というのは、商品やメディア、対象によっては、
反感を持たれる場合もあるからです。

●法則-5:「もう」で焦らせる

「もう○万人が使っています」
「もうすぐ○○の季節です」
など「もう」と言われると自分が何かに置いて行かれたのか?
という不安が生まれその内容を確認したくなるのです。
ある意味これも脅迫なので、使い方には注意が必要ですが
興味を持たせるには効果があります。

これの類似で「まだ」があります。
「まだ、○○をお使いになっていませんか?」
裏返せば「もうみんな使ってますよ。あなた遅れていますよ」という
言ってみれば少し嫌な言い方です。
しかし、それがとても良い情報なら
教えてあげることは親切になるのです。

この相手にとって本当に良い情報なのかどうかと言うところが
反感を持たせるかどうかの分かれ道です。

●法則-6:「あるある」で共感を呼ぶ

お笑いのネタと同じですが「あるある」は、
共感を得やすい手法です。

「朝起きると○○○が○○○になっていませんか?」

これが、世間であまり言われないけど、
実はみんな感じているということであればあるほど
興味を引きつけます。

だれでも言っていること、世間ではもう周知されていることでは、
インパクトは弱いです。

「え?みんなもそうなの?」というギャップが
興味を引きつけます。
これは、言葉のテクニックもそうですが、
その「事実」を解決する内容、つまり商品の効用が必要です。

●法則-7:痛いところをつく

これは、あるあるのカテゴリーでもあるのですが
普段から気にしていることを指摘する手法です。

「良くないと分かっていながら○○○していませんか?」

言われた方は、「そうなんだよね〜。わかちゃいるけどやめられない」と思います。
そこで、これなら解決できるでしょう?と商品を説明します。

人間は「わかちゃいるけどやめられない」ことはたくさんあります。
やめないとどんなに大変なことになるかを
教えてあげるのも説得力になります。

●法則-8:どきっとさせる

思いがけない事実を知らせてあげることで人間は興味を持ちます。

「毎日○○○している人の約半数が○○○になります」

え?そうなの?本当?毎日やってるよ?と思ったら、読みたくなりますよね。

これももちろん、そういう事実がなければ使えませんが、こう言う言い方ができる事実がないか探すことも必要です。

例えば知っている人を驚かせようとしたら何を言えば驚くかなと考えます。
その知っている人を告知の対象と置き換えると考えやすいです。

世の中には、ある人たちに重要なことでも一般的になっていない情報は山ほどあります。
健康分野でいろいろな食材がブームになりますがあれらもその現象です。
知っている人は昔から知っているけれども世間ではあまり知られていないというだけなのです。
そういう事実を根拠などもあわせて説明してあげるととても説得力のある告知になり、購買へ近づきます。

●法則-9:エンターテイメントする

これはキャッチフレーズで楽しませて読ませる手法で、
分かりやすいのはダジャレです。
しかし、昔と違って、テレビの影響やコミュニケーションが発達し、
お笑いのレベルがあがっていますので、
安易なダジャレはかえって品位を落としてしまいます。

また、ダジャレだけがエンターテイメントでもありません。
面白いではなく、楽しいのもエンターテイメントです。
本当に面白く楽しいキャッチフレーズの
エンターテイメントは「うまいこと言うなぁ」というヤツです。
これは成功すれば企業イメージも良くなるという
一石二鳥です。それだけにハードルは高いです。

キャッチフレーズは面白いけど、
その先は読んでもらえないという場合もあります。
単なるエンターテイメントで終わってしまっている場合です。

優れたキャッチフレーズには、商品の訴求ポイントが
エンターテイメント化されています。
そういうキャッチは、子供から大人まで、
何かの折に触れ普段の会話でも使ってしまったりします。
それは、大変効果があるということです。

その言葉を使うときに商品が頭にありますから、
常にマインドシェアを取っていると言うことになります。

ただ、そういう商品は大手企業の大衆消費財などで
効果が大きいものです。

また、フレーズは良く覚えているけど、
商品は覚えていないという場合もよくあります。
あれは、失敗例ですね。

エンターテイメントは、うまくいけば効果は大きいけど
なかなか難しいものです。
もちろん、商品の特性や市場によっても
マッチしない場合もあります。

キャッチフレーズではありませんが、
以前商品名で「ぶどうひとつぶどう?」という
ブドウのグミのお菓子がありました。
これには、笑ってしまって思わず買いましたし
ことあるごとに面白がって人に話していました。
エンターテイメントは、そういう波及効果がありますね。

●法則-10:やたらと長い

キャッチフレーズは短く簡潔にというのが
基本中の基本なのですが、その逆を突く手法です。

たいていが短いフレーズばかりなので、
やたらと長いもので目立つということです。

そうなのです、まず目立つためにやたらと長くするのです。
商品名でも最近はそういうものがあります。

これの利点は、目立つと同時に
内容を説明してしまえることです。

商品名の場合もほとんど中身を説明してしまっています。
「群馬の○○さんが毎日早起きして丹精込めてつくった○○」みたいなやつです。

キャッチフレースも、とにかく「何を長々と書いてるの?」と
思わせるくらいに長くないと目立ちません。

●法則-11:超ストレートに言う

これは禁じ手に近いですが
まやかしをなくすという効果もあります。

過去の例では、
ウイスキーの広告で「とにかく一度で良いから飲んでくれ」
風邪薬で「パブロンを飲んでください」
などです。

ウイスキー商品の場合は、三番手四番手ブランドであったために
美味しいのに告知力やイメージで大手に負けているという
状況があったために取られた手法です。

風邪薬は、当時各社があの手この手で告知をし、
一体何が本当なのか分からないという消費者の状況に向けて
あえてそういった怪しげな理屈抜きに打ち出し
目立たせたというモノです。
これは、もちろん、パブロンという商品名がすでに
有名であったからでもあります。

ただし、よほどの戦略がないと
何度も使える手法ではありません。

●法則-12:素朴に話す

法則としていろいろな手法を紹介してきましたが
それらはあくまで手法であって、
興味を引いたり目立ったりする、
まずは話を聞いてもらうためのものです。

告知の肝心な部分は、商品の特長や
お客さんのメリットなどですので
そういったことを素朴にキャッチフレーズに表すことは
言ってみれば基本です。

商品が唯一のモノで、お客さんにとって
本当に大きな価値があれば、へたなテクニックを使わずとも
その肝の部分を素直にキャッチフレーズに表現するだけで
十分引きつけるはずなのです。

しかし、そういった商品は今日はまれで
ほとんどの商品が、競合にあり、
類似する商品はマーケットにあふれています。
その中で、少しの差異はなかなか分かってもらえません。
その中でこちらを振り向いてもらうために
いろいろなテクニックを駆使するということですね。

例えば良質のお米をつかったお煎餅なら
「昔、おばあちゃんにもらったお煎餅の味」
みたいに商品のことをお客さんの感覚になって語ります。
こういう場合、ありがちなのが、
「特選○○○米使用!」とか「○○○で唯一の○○」とか
商品周辺の事実を謳いがちですが、
お客さんのメリットが実感として分からず
伝わりにくい場合が多いし、イメージがわきません。
「おばあちゃんの〜」というと人それぞれに
味のムードがイメージできることと、ドラマがあります。
それで興味を持ったり、印象に残ったりします。

●法則-13:コピー無し

これは商品や業界が限定されるし
特殊な場合と言えますが
一切キャッチフレーズが入っていないケースです。

主にファッションなどイメージで伝える商品の場合です。

特に有名なブランドでは、ブランド名しか入っていなかったりします。
アメリカのJ・Crewというブランドでは、
ある時期ブランド名さえ入っていない広告がありました。

知らない人は全く分からないのですが
知っている人は、イメージで分かるので
ニヤッとします。
そういう、既存顧客やすでにJ・Crewを知っていて
あこがれている層を狙ったものだと思います。

そういうちょっとすましたスマートな姿勢が
商品価値にもつながるファッションだから通用する手法でもあります。
ただ、有名ブランドでなくても
エリアの有名ショップなら、エリア内に出す広告などには
使える手法ではないでしょうか。

また、企業広告としてもこの手法はアリだと思います。
余計なことを言わない自信を表現できます。
もちろん、ビジュアルとの兼ね合いによります。