AIと人間の分かれ目。

これからの時代で必ず発展するもののひとつがAIですね。よくAIに仕事を奪われると言う話がありますが、確かに確実にAIに取って代わられる仕事というのはあると思います。しかし、何でもかんでも人間の代わりにできるわけではありません。その分かれ目はどんなことでしょうか。

AIは、学習してある面、人間より賢くなりますが、その範囲は限られています。基本的には設定や入力した範囲でしか能力を高めることはできないでしょう(違うのかな?)。以前、AIロボット同士が勝手に言語を作って話し始めたので、ストップさせたみたいな話がありました。詳細は分かりませんが、それも設定した範囲内ではなかったのでしょうか。

おそらく人間は、人間自身が思っているよりも遙かに多くの情報を記憶しています。ひとつの例が、CDの音質です。CDが登場したときは、「アナログレコードよりも高音質」ということでしたが、最近は「やはりアナログレコードの方が音が良い」という説が主流です。というのもCDが考案された当時は、ある一定の周波数以上は人間の耳には聞き取れないと思われていたので、聞こえない帯域はカットされているのです。

しかし、いろいろな研究で、実は人間の耳にはもっと高い周波数まで聞こえているということが分かってきました。そして、再生周波数の上限が低いと思われていたアナログレコードが、実はもっと高い周波数まで再生していたということが分かってきたのです。デジタルと違って物理的な理屈で音を再生するレコードは、世の物理現象と同じように人間ではコントロールできない領域があると思います。そういった領域でそれまでの計器では測定できない音が聞こえていたのでしょう。

つまり人間の耳にはもっと多くの情報が入ってきていたと言うことです。おそらくこういったことは人間の機能のいろいろな分野で起こっているのだと思います。人間は、自分が想像もつかないほど広く深い情報によって判断し、日々暮らしているはずです。

だからこそ、第六感のような根拠のない(実はあるはずですが)勘が働くのではないでしょうか。AIが機会である限り人間自身が認識していない情報の範囲というものを設定入力できないでしょうし、仮にAIが自分でできるとしてもその判断基準は、入力設定の基準の延長線でしたありません。人間には自分でも分からない領域の情報を無意識に持っているのだと思います。

だから、人間には未知のことを考えたり判断しながら新しいモノを産み出していくことができるのでしょう。
おそらくiPhoneのようなものは、AIには考え出すことができないのでしょう。なぜなら、iPhoneの魅力は感性でもあるからです。

そう考えると本当の意味でのクリエイティブな思考は、AIにはできないはずです。AIは、大量の既知の情報を処理すると言うことが得意です。未知のことはやはり人間が得意なのだと思います。
未知のことを考えるのは、ワクワクします。このワクワクするというのは人間だけなのではないでしょうか。ワクワクすることは、人間がやって、退屈な作業はAIがやる。これはとても良いことなのではないでしょうか。