進化する音声合成技術。

音声合成技術が進化して、テキストの読み上げはかなりスムーズになり歌まで歌えるようになりました。ボカロというのをご存じでしょうか。狭義ではヤマハが開発した歌声合成技術、広義ではヤマハ以外のも含めてボカロと言われたりします。ボカロ(ボーカロイド)はヤマハの商標です。初音ミクというボーカロイドのキャラクター(もちろんバーチャル)が有名になりましたが、こういった音声合成の技術は、今やフリーソフトで提供されるまでになっています。

テキストを読み上げるだけなら、リアルな声でかなりはっきり正確に読みます。言われなければ人間が読んでると思えるほどです。しかし、物事を説明するにはイントネーションが欠かせません。現状ではナレーターが読むように、読ませるには、まだ、イントネーションの設定に時間がかかります。

それを逆手にとってイントネーションの処理をしない棒読みを面白がる「ゆっくり音声」(棒読みちゃん)という音声合成ソフトもあります。Youtubeで「ゆっくりしていってね」という決まり文句でアニメのキャラが棒読みで説明する動画をご覧になったことがあると思いますが、Youtubeの説明動画でも音声合成は多用されています。本人が出てこずに済みますし、滑舌などの個人差も出ません。

これらの音声合成は、AIが学習を重ねることにより、人間との差がなくなっていくのだと思います。
そうなると説明ものなどは、ナレーターが不要になって来ます。販促の動画も多くは説明ですから同じです。合成音声は、修正ができますし、転用も可能です。ひな形を作っておいて、そこから新しくつくることもできます。アナウンサーやナレーターの仕事が取って代わられるというより、新しい表現手段になるのではないでしょうか。
さきほどの「棒読みちゃん」や「ボカロ」は、人間の代わりというより、新しいジャンルになっています。