絞り込むことの重要性-4〜徹底することの重要性〜
前回ユニクロの戦略のことを書きましたが、
絞り込んだとしてもそこに力を与えなければ
絞り込みの力を発揮できません。
選んだ槍を研ぎ澄ますと言うことです。
先のサバのお店も、ただサバ料理だけを出しているのではなく
サバに関するさまざまな情報やうんちくがあり、
卸もやってることからセミナーを開催したり、
極めて高い専門性があります。
物事にはある段階での効果の損益分岐点のようなものがあります。
ある段階までやらないと効果を発揮しないということです。
それは、中身の充実もありますし、
継続などによる量的なこともあります。
宣伝するにもある程度の量を出さないと
認知されないという事があります。
「チラシは4回目から認知される」という著名経営者もいます。
ファックスDMなどは、反応率が0.3%位だと言われます。
1000通送って3人です。
それからすると30人のお客さんの反応を得ようとすると
3万通が必要だということです。
ユニクロの場合は、商品と内容と広告と
どれもを他社とは比較にならないくらい徹底してやったおかげで
一気に認知され大量のお客さんを獲得したということです。
いまや、フリースだけでなくいろいろなアイテムで
ユニクロは認知されています。
しかしもちろん、当時は大変なリスクもあったはずです。