時代が変わると常識も変わる。

昭和の時代は、文明が発達し人口も増え続け、その結果経済も伸びてきました。平成になっても、消費も成熟化して多様化が訪れ、それなりにいろいろなことが「過去の延長」でこなせてきました。
しかし、人口減少が始まり、インターネットの発達によって、情報の共有化がすすむに連れ、「過去の延長」ではこなせなくなってきました。
社会の仕組み自体が変わってきたからです。
長らくブランド性こそが、商売の最も強力な財産でしたが、WEB文化によって、分野によってはブランド性に意味がなくなってきました。
「石の上にも三年」と言われて、こつこつ努力していれば何らか身についていた時代ではなくなり、三年もこつこつやっていると、世間に取り残されてしまう世の中なのです。
ひと頃、ホリエモンが「長年にわたる寿司屋の修行には意味がない」というようなことを言って、賛否両論炎上しましたが、否を表明する人の多くは、過去の時代の感覚から抜け出せていないのではないでしょうか。
かつて「修行」に意味があったのは、専門職ならではのノウハウが、修行というカタチでしか得ることが出来なかったからです。
しかし、現代では寿司の握り方やふるまいは、インターネットを検索すれば、10年くらい修行する間の知識はでてきます。専門学校でも学ぶことが出来ます。あとは、それを実戦できるかどうかですが、器用な人ならすぐに憶えられるはずです。

かつて10年修行しなければ得られない寿司屋のノウハウは、3ヶ月もあれば会得できてしまいます。さらに、現代ならではの商売のやり方なども最新の情報が手に入ります。むしろ修行していると「高齢者の親方」からは最新のノウハウは得られない確率が高いです。修行明けには、過去の寿司屋ノウハウになっているかも知れません。
こういったことは、いろいろな分野で起こっています。
この道何十年でしかえられない勘やノウハウがまだまだ必要な分野もあるでしょうが、それらは極めて特殊な分野だけのはずです。
かつては、「何でも屋」は、全部が中途半端になると言われ、それぞれの「専門性を高める」ことこそが大事だと言われましたが、それが現代に通用するでしょうか?
情報共有が進んだ現代では「専門性を高める」ならば、それこそ、その分野でトップクラスにならなければ、商売にはなりません。またトップクラスは、トップであり続ける並々ならない努力も必要です。
また、
ある分野に強くても、あっという間に環境が変わり、通用しなくなる時代です。そういう風に考えると、しなやかにいろいろなノウハウを会得し、いろいろな分野にアプローチできる体制を持っている方が強いはずです。現代は、それが出来る時代です。
リフォームの分野で、「多能工」が重要視されています。内装工事は長らく、壁床天井水回り電気工事とそれぞれに専門家が必要で、しスケジュール調整も難しく、コストも期間もかかっていました。
しかし、「多能工」が各分野を1人でこなすことにより、コストも工事期間も大幅に削減できるわけです。1人の人が各分野の工事ノウハウを会得するのが簡単になったからです。
こういったことを踏まえておかないと、あっという間に時代に取り残されてしまいます。

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