日本の遅れ方。

新型コロナウィルスの騒動で改めて露呈したのが、世界と比べた日本の遅れ方ではないでしょうか。
”必ずしも世界と同期することが良いとは限らない”という文化性を重んじる声も一部にあるでしょうが、経済の場面で考えれば、世界に遅れていることは、決して良いことではないと思います。文化性とはまた違う話です。

大きく分けて、国の対応と市民レベルの対応という2つの視点で見ると、国の対応はもはや説明するまでもなく、各国と比べてあまりにも遅く、また施策の目的や経緯が明解に説明されないため良く分からないという点も諸外国との差が激しいです。ドイツやニュージーランド、台湾などトップクラスの国の対応は、日本人が聞いても明解で分かりやすく、また迅速です。アメリカにしても日本よりはずっと早いです。

日本が遅い理由は複合的歴史的な背景がいろいろあるでしょうが、指導層の意識と知識、見識、そして国のインフラの未発達(これも意識や見識の低さから来るものですね。指導力と仕組みは一体です)。
今回マイナンバーカードが普及していないことも、対応の遅れの一因だと思いますが、導入時に反対運動が起きました。あれは結局、その目的や効用、経緯などが明解に説明されないため、不信感が生まれて反対意識につながります。なぜか、日本の施策はちゃんと説明がされません。今回でもほとんどの施策がその目的や背景が明解に説明されないために、的外れな議論が起こったり、ムダな議論が起こります。それが、また不信感を生みます。そうやって遅々として進まず、どんどん遅れていきます。

民間もテレワーク元年などと言われて盛り上がっています。仕方なくのテレワークでその効用に気づいたというところでしょうが、インターネットが普及して何年経っているのでしょうか。
我々の業界、特にWEB関係者は、ネットやPCのスキルが高いため、もう15年ほど前からSkype等で沿革で打ち合わせをしています。つまり15年前からツールとして現実的に使えるものであったと言うことです。
それに今年気づくというのは、あまりにも遅すぎるのではないでしょうか。
そもそも、経営者レベルの人がITに苦手意識があったり、慣習に甘んじる体質であったりするために、新しい事へ意識が向かないからだと思います。
現に早い企業では10年以上前からテレワーク的なことを導入し合理化されています。そういう企業にしてみたら、今頃何言っているんだと思っていることでしょう。

とにかく国も全体的な民間もあまりにも世界から遅れすぎていて、GAFAに勝てるか云々の次元にありません。
そういう体質の企業が、急に体質を変えられるかとうとそれはかなりハードルが高いでしょう。まず、経営者の意識が変わらない限り、無理だと言えます。社員がいくら頑張っても無理。経営者がちゃんと理解していない限り難しい。「ITは若い人に任せているんですよ」という会社も難しいでしょう。組織は、結局、リーダー次第なんです。

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