数の盲点。

数を信じすぎると間違った方向へ考えてしまいます。
数年前に大阪都構想が注目されました。住民投票の結果、2回とも僅差で否決されました。しかし、「僅差でどちらかに決まる」ということが正しいのでしょうか?僅差というのはほぼ同数、条件や環境が少し違えば逆転の可能性もあります。言って見れば概ね同数なのです。世の中の仕組みを決めるときに、そのような微差で決まってしまって良いのでしょうか?住民投票のような多数で行う多数決は、一定の数量差(例えば2割とか)以上の差が生まれないとやり直しとか、一旦保留になるようなルールが必要ではないかと思います。

市場調査にも盲点があります。一般的な市場調査は、年齢層で計ることが多いですが、全国の人口では年齢層ごとに人口ボリュームが違います。ボリュームの違う年齢層ごとのパーセンテージを比較しても正しい傾向が読み取れない場合もあります。正しくは調査結果にボリュームの比率を掛けなければなりませんが、そういう調査を見たことがありません。

選挙にも盲点があります。若者が選挙に行かないという声をよく聞きますが、果たして若者の投票にどれだけ力があるでしょうか。
極端に言えば、仮に投票率が100%だとしたら、圧倒的に高齢者の投票によって結果が決まるのではないでしょうか。若者の投票にはほとんど意味がないと言っても過言ではありません。実際100%はないでしょうが、基本的に数が少ないので不利です。若者の将来を決めるとも言える選挙で、基本的に若者が不利という状況で良いのでしょうか?何らか是正措置が必要なのではないでしょうか。そういう認識が社会にあるのでしょうか?

社会の数字にはこのような盲点がしばしばあるので、真実を知りたいときは気をつけなければなりません。