変化するネットショップでの買い方。

ネットショップという形態が出現してもう20年以上になると思いますが、インターネットが進化するにつれて、お客さんの買い方も変化してきています。

今や、カテゴリーが専門的、趣味的なお店以外は、極端に言えばお店がどこであるかは関係ないと言えます。
欲しい商品を検索して、検索結果がニーズに合っていればそれを買います。お店よりまず商品情報ありきなわけです。これは、お店が増えて検索対象が増えたこともありますが、総じてネットショップ自体(インターネットという空間)の信用性が上がったことにもあると思います(もちろん詐欺サイトの危険はありますが、それは通常のリテラシーがあれば避けられます)。

カカクコムなどで価格を比較して一番安いお店で買うときに聞いたことがないお店でもカカクコムに載っていたり、コメントがついていれば大丈夫だなと思えます。Amazonのようなお店は特殊で、Amazonに来てから検索したりしますが、それがマーケットプレイスのお店で買ったとしてもそのお店がどこだったかは意識していません。Amazonで買ったからです。多くの商品においてAmazonの価格が安いからであり、送料が無料だったり、結果的にAmazonが安心だからです。

とにかく、まず検索ありきです。そういう面では、いかに検索で見つけてもらうかというのが重要であり、お店自体は二の次だったりします。過去にいろいろなモノを買ったお店を憶えているでしょうか?

Amazonのマーケットプレイスや楽天、その他のモールに出店しても、そこで商品を検索してもらえるかどうかが重要です。お店を目指してきてくれるのは限られた商品を扱っているお店だけです。一度買って安心だと思ったお店でも、リピート時にまた選んでもらえる保証はありません。なぜなら、その時にさらに安いお店があるかも知れないからです。だからまた検索からスタートします。

実店舗なら足で歩いて店頭で見つけて買ったという、身体で経験しているので憶えています。接客が良かったとかお店のムードが良かったとか・・・しかし、ネットショップでは、たまたま検索で上がってきて買ったので、あまり憶えてなかったりします。楽天やAmazonまでは分かるけど、その中のどのお店かは憶えていません。極端に言えば、楽天やアマゾンで買ったのでいちいちお店のことなど気にしていません。

インターネットの黎明期には、まだネットショップに対する不安があったので「お店」の信用度を意識していましたが、今となっては、単なる商品の販売窓口になっています。

一方でこだわりのある商品群やカテゴリーの決まっているお店は、そのカテゴリー内で商品を探しているので、お店が重要になって来ます。商品揃えや買い方などを工夫することで、○○を買うならここをチェックしようと言う風に選択肢に入れてもらえます。ZOZO TOWNのようなお店は、そんな中で成長してきたネットショップです。
ネットショップは、扱う商品によって、その購買の特性を考える必要があります。