売り場としての商店街。

都会の商店街は楽しいです。
アーケードの中を歩いていると本当にいろいろなお店があります。

よく言われるのが大型のチェーンストアが近くに出来ると
競争力が無く衰退するということ。
確かに利便性、価格、サービス、売り場のイメージなどを含め、
マーケティング力のあるチェーンストアは、
現代人の好みに合わせてきます。

商店街というのは、それぞれが個店で事情が異なることや
高齢化やいろいろな事情を抱えていると思いますが、
売り場として見るとチェーンストアに比べて
かずかずの利点もあると思います。

まずアーケードの中の空間は、基本的に2階建て空間で
とても広く開放感があります。
通路もかなり広いところもあります。
お店を自転車で移動できるのも商店街ならではです。

それぞれが個店のため、個性豊かです。
いろいろな会話やコミュニケーションが楽しめます。
こういう多様性や人間味、広い空間は、
合理性を求めるチェーンストアでは不可能です。
現代人は、癒やしを求めていますので、
商店街の持つ多様性は魅力的なはずです。

おちこちの商店街で、イベントなどを行って商店街全体で
盛り上げて競争力を高めようという活動をされています。

世代が若返るにつれてその勢いも高まってくるはずです。
商店街は、それこそ例えば街角音楽祭的な、
その利点を生かしたコンテンツを持つことで
もっと楽しくなって集客力を高めることが
出来るのでは無いでしょうか。
その際に、来られたお客さんにリピート頂けるような、
商品やサービスを整備することも重要ですね。

チェーンストアの欠点は、便利だけれど味気ないところです。
いくら演出に凝っても、
どこか「仕事」的なドライなムードが避けられません。
また売り場の空間も天井が低く画一的に区割りされたものです。
同じような服を着て同じような会話をする店員が
同じようなサービスをします。
それが合理的なチェーンストアだからです。

今までは、それでも利便性が魅力的だし、今でもそうです。
しかし、人はなれて飽きてしまいます。
人の心は、自分を分かってくれている人を求めます。
地域密着の商店街には、「仕事」ではなく「商売」があります。

大型チェーンストアが出店しにくい都会の下町では、
まだまだ商店街が元気です。
まだまだ、いろいろな魅力づくりが
できるのではないでしょうか。