合理性の気づき。

ミシュランに載るような高級レストランのオーナーシェフが、自ら勉強のために全国チェーンレストランにアルバイトに行って、そこの合理性がとても勉強になったという記事がありました。

味や雰囲気が大切な高級レストランで、何でもかんでも合理的なのが良いことはないでしょうが、それでもアルバイト先で分かったやり方を参考に自分のレストランで非常に多くの改善を実施し、結果的に、経営の合理化に成功したそうです。

安定して伸びている会社は、某か合理性が優れていると思います。逆に言えば合理的なビジネスモデルを作ることができたから、大手になったという面もあるのではないでしょうか。

合理性と言えば思い出すのが、アマゾンの倉庫のやり方です。入荷した商品をランダムにその辺に置いて、置き場所が分かるデータを登録しておきます。出荷時には、そのデータを頼りに商品をピックアップする。つまり倉庫には、種類もジャンルもなにもバラバラの商品がランダムに置いてあるという状態です。一見、出荷が大変じゃないかと思いますが、在処の情報が統合管理されているので一瞬で場所は分かります。

日本の倉庫だと、入荷時に種類やアイテム別に整理して保管しそうですが、その手間はバカになりません。ひょっとしたら、すぐに出荷されるかもしれない商品に手間をかけて整理保管するのはバカげています。アマゾンは、そこをスパッとなくしてしまったわけです。そういう発想は、日本だとなかなか出てこないのではないでしょうか。

あるいはFEDXは、全米で配送用の飛行機を大量に飛ばしていますが、毎晩必ずカラの飛行機を1機飛ばしているそうです。どこかでトラブルが起これば、すぐにその1機がかけつけて代行する仕組みです。
それによってFEDXのサービスの安定性が保たれています。
そういうことも合理性のひとつではないでしょうか。
新型コロナ騒動でかなりあぶり出されましたが、日本の企業やビジネスのやり方には、まだまだ非合理的な部分があるはずです。それは、慣習的にやっているから気がつかなかったりします。
先のオーナーシェフは、アルバイトで入って研究するなんて、そもそも非常に合理的な考えの方だなぁと思います。

そういえば、弊社が手がけたある不動産会社の創業者は、知らないエリアにマンション用の土地を確保するに当たって、その地域の新聞配達のアルバイトをしたそうです。それが地域を知るには一番良い手段だからというのが理由だそうです。

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