企業理念を感じる瞬間

経営者で、自社の理念を明確に表せない場合は意外に多いのではないでしょうか。
「理念」というもの自体が、どういうことを設定すればよいのか変わらない。
そのため、社是のような内容になっている企業は多いものです。

また、2世社長などは、創業者の思いを深くは引き継いでいないために
自社なのにその存在意義をよく理解できていない場合もあります。

理念は、企業の存在意義のようなものです。
なぜ、現状のような事業を行っているのか。
事業は、企業の理念が具現化されたものでもあります。
社会と企業の接点が事業です。

しかし、理屈で考えてもなかなか実態との同一性を感覚的に捉えることはできません。
そういう時に、ふとしたお客様の言葉や、お客さんとのやりとりの中で、自社の存在意義に気づくときがあります。

安売りをしている企業が、これこれこういうことで非常に助かったというお客様の言葉で、はっと気づいて、
なるほど、自分の会社はそういうことで安売りをしているのかと、自社の事業形態の意義を知り、理念が分かったという場合もあります。
成り行きで始めた安売り業態の意義を後追いで知って、企業の輪郭が明確になったということです。

そういう面では、やはりお客様と接触がある現場の空気を常に吸っていないと分からないかも知れません。
机の前で考えているだけでは、理屈のやりとりをしているだけで、感覚的な気づきは得られないと思います。

自社の存在意義に気づけば、理念は自ずと明確になります。
理念が明確になると将来像もどんどんあふれ出てくるはずです。

そうすると企業に活気が出て、社員もやる気が出て、企業に勢いが生まれてきます。
企業理念は、それくらい大切なものだと思います。