三国志の教訓。

中国の有名な史実「三国志」は、人生や商売についてのいろいろな教訓を得られる話です。諸葛亮という賢人が出てきますが、兵法だけでなく気象、地形、物理、芸術、科学その他色々な分野の知識を駆使し、人物を読み、先を読み、時には武器や道具を考案して、国取りの戦略を立てます。兵や武器を動かすのは一番最後です。そして、時も重視します。いま、出兵する時か否か。タイミングを間違うと、勝つ戦も勝てない。常に慎重、かつ奇策に富んだ戦略家です。つまり、勝つための状況作りに重きを置いているということですね。状況が整わなければいくら優れた兵力をもってしても力を発揮できないというわけです。

そして、さらに物語は感情的になることや慢心、欲によって人間が判断を間違うことを教えてくれます。
常に義理を重んじ冷静に判断してきた主君劉備は、義理の兄弟が殺されたことで「仇討ちをする」と感情的になり、諸葛亮が制止するのを聞かずに強引な出兵をし、兵法の基本的な間違いをおかして惨敗し、それが大きなダメージとなって病になり命を落とします。

また、猛将として名をとどろかせた義兄弟の将軍は、慢心に加え功を成したい欲のために、独自の判断で諸葛亮の言いつけを破り、戦略から外れた戦を行い、惨敗の末、重要な拠点を敵に奪われ、自らも追い詰められて自決してしまいます。

三国志は、状況作りの重要さ、感情的になることや慢心、強欲になることの危うさを教えてくれます。

何かの本で賢い人とは「状況を適切に把握し、最善の手段を採れる人」と書いてありましたが、まさに諸葛亮は賢人であり、感情や慢心、欲は状況判断を鈍らせるものだと言うことですね。