スピード感とは???

「スピード感をもって」は、今年の流行語対象にノミネートされても良いくらいよく聞いた言葉ですが、よくよく聞くと良く分からないところがあります。言いたいことは「スピーディに」だと思うのですが、それをわざわざ「スピード感」という持って回った表現をするところに、実際はスピーディに行かない所以がありそうです。ようするに「感」ですので(笑)そういう「感じ」でいこうというということです(笑)それではダメですよね。スピーディに行かなければ。

日本の企業は決断が遅いと負われます。決断だけでなく、いろいろなことが遅いのではないでしょうか。周りを見ていると、人それぞれ「スピード」の物差しが違うことは容易に想像が付きます。また、今日できるけれども明日でも良いことを明日にするという発想の人も多いです。こういった時間の感覚は、経営者(自営業者)とサラリーマン(被雇用者)ではかなり違っているとも思います。

自分で仕事をしている人にとって時間は貴重です。時は金なりです。あるカリスマ経営者は、「新事業を思いついたら2週間後には売りに行け」と言います。それくらいのスピードでやれと。バージングループの創業者リチャードブランソンは、航空事業(バージンアトランティック航空)をやろうと思い立った6ヶ月後には飛行を飛ばしていた(就航させた)そうです。

それからすると小さな事を決めるにも会議、会議で、WEBサイトのデザインを決めるに1ヶ月もかかっている企業もあります。一方、普通なら30分くらいかかりそうな打ち合わせを5分で済ます企業もあります。後者の企業では、担当者に多くの権限が与えられています。
仕事が明確に分化されているからできることです。会議の多い会社は、仕事が分化されておらず責任の所在が曖昧です。だから「コンセンサスを得なければいけない」ために些細な事まで会議で承認を得なければ進みません。

そんなことで良いわけがないと思いながらも、社員はその空気を打破することはできません。しかし、それは経営者の考えひとつで変わります。
経営者が、そういうことが起こらないようにルールや仕組みを変えれば良いだけです。そういう風潮を社員のせいにしている経営者は、ご自身が決められないのだと思います。会社のスピードは経営者のスピード。スピード「感」ではなく、スピーディに行きたいものです。

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