はったりが効かない時代。

昔は、多くの業種ではったりを利かせて売る物だなどという観念が当たり前でした。実際「ビジネスに『はったり』は必要か?」というテーマで行なわれたオンライン調査では、92%もの人が「YES」と答えたそうです。

しかし、時代は急激に変わっています。ヘタにはったりを利かせて大袈裟なことを言うと、ネットで調べられてバレてしまいます。はったりが利かせられたのは、情報を得ることが難しかった時代だったからです。もちろんまやかしなどをしていると「嘘つき」のレッテルを貼られてしまいます。

販売するということはお客さんへ情報を伝達することで成り立ってきました。お客さんもお店のことを信じるしかなかったのです。だから、悪徳業者に騙されて高いモノを買わされたり、粗悪商品を買わされたりしました。いま、ネットを上手に使える人がそう言う目に遭うことはあまりありません。怪しいことが分かるからです。そもそもそう言う口上で売ろうとする時点で信用をなくします。ネットにも怪しい業者があふれていますが、消費者のネットリテラシーが向上すると減っては行くと思います(何割かは常にあるでしょうが)。

しかし、ネットを上手に使えない人には、まだはったりやまやかしは効きます。この辺りでデジタル格差が生じてしまいます。しかし、間違いなく、これからの主たる購買層はネットを当たり前に使える世代です。はったりは、効かなくなります。また、はったりを利かせて売ると後がしんどくなると言う場合もあります。そういう売り方は嫌だという層が多くなって来ているような気もします。世代感覚でしょう。もっと合理的な手法で、うまく売る技術もあります。今は売る側としてもはったりを良しとしてきた人達と世代が交代している過渡期かも知れません。

正直に売ることが良しとされるというのは、みんなに公平で非常に良いことではあります。