マーケティングリサーチの落とし穴。

マーケティングリサーチはあてになるのかという話です。
マーケティングリサーチの精度などについても
過去にかいているので重複するかも知れませんが、
よく考えないとお金をムダにしてしまいます。

まず、何を調べたいのかによって違って来ます。
傾向として効果の測定など、何かをやった結果を調べるには
それなりに頼りになります。
むしろ、客観的な効果については、
調査しなければ分からないともいえます。

注意したいのが未来のことです。
意向調査や嗜好調査などによって「ニーズを探る」というやつです。
これはかなりあてにならないといっても過言ではありません。

調査しなければ分からないようなニーズは、
調査しても結局分からないのです。
こういった調査の場合、質問するわけですが、
人間はゆらぎやすいもので、答えたことがその人の
本当の本意かどうか分からないのです。

警察の聞き込みでも、絶対赤だったと言ったクルマが
実は青だったということが多いと言います。
人間は、その場の状況で自分の思いや記憶を
都合良く変えるのです。

だから、アップルなどの会社は、
一切マーケティング調査をしないと言っています。

また、調査の仕方がとても重要です。
お金をかけて専門機関に依頼するならともかく、
社内の素人が考えた調査票には、間違いがたくさんあります。
さらにその結果の分析や考察も表層的でしかありません。

専門機関に依頼する場合も、相当費用をかけないと
精度の高い結果は得られません。

多くの調査が、建前的な理由付けに使われることからすれば
それで良いのかも知れませんが、
真剣にニーズを探るには、あまり役に立たないと思います。

1対1の人間関係はマーケティングの縮図。

マーケティングに限らず、社会の動きの構図は
1対1の人間関係に凝縮されます。
むしろ、1対1の関係が社会の構図に
拡大されると言うべきでしょうか。
それは、社会が1対1の人間関係の
組み合わせで成り立っているからです。
ですから、基本的な法則は1対1にあります。

例えば、告知をする行為は、
1対1でも同じです。

こちらの言いたいことをどのタイミングで
なんと言えば聞いてくれるか。
興味を持ってくれるか。
そのためには相手の現在の状況を
知っていないといけません。

相手の性格や状況に合わせて言い方を考えます。
伝える手段は何か。電話、メール、訪問???
相手と自分はどのくらい親しいかにもよります。
どれくらい信用されているだろうか。

もし話を聞いてくれたら、次にどうしてもらうかを
予め考えておかなければいけません。
また、失礼があってはいけません。
何かをしてもらえば、お礼をするでしょう。
また、お付き合いして欲しいと思うでしょう。

あるいは、相手がひどい人なら、
おつきあいはしたくないでしょう。
・・・・・などなど

これはすべてマーケティングに当てはめられます。

詐欺のやりくちに学ぶ−2

いろいろ見ていると、詐欺の信用させる手口の
大きなポイントは「空気」だということです。

分かっていてだまされた人も
実際に電話がかかってきたらその「空気」に
飲まれて信用するもしないもなく、
流れに乗ってしまったと話していました。

電話だけで「空気」をつくる詐欺もすごいなあと
変なところに感心しましたが、
それは話す勢いではないでしょうか。

相手に考えさせる隙を与えず
立て板に水のごとき話を進められてしまうと
誰しも流れになってしまうところがあります。

また、人間は、自分の行動を肯定したがる習性があるので、
そういったことも作用して、
どんどん深みにはまっていくのではないかと思います。