「囲い込み」について。

囲い込みということをよく言われます。 ポイントカードで囲い込む、会員制度で囲い込む・・・ しかし、お客さんは、不用意に囲い込まれたくありません。 本当の意味の囲い込みはファン化であって、 システムでムリに縛ることではありませんよね。 システム(あるいは仕組み)で囲い込むと お客さんは、囲い込まれて「仕方なく」買い物をします。
例えば、今欲しいモノがそこのB店があるけど ポイントがたまっているから、ちょっと遠いけどA店で買おうと思ったり。 A店にすればしてやったり、思い通りです。
しかし、お客さんは「本当はB店が便利だったのに、 ポイントがたまっているからA店までいって手間がかかった」と無意識に思っています。 同時に「ポイントさえたまっていなければ、素直にB店で買ったのに」とも思います。 これが回数を重ねてくると息苦しくなってきます(無意識にです)。
A店が魅力的なお店で、ポイント関係なく出向くのが楽しい存在なら良いですが、 概ねポイントだけの話なら、お客さんは、知らない間にA店へ嫌気を持つようになります。 何かのきっかけでポイントから解放されたら、 もうA店へはほとんど行かなくなるでしょう。 仕組みによる囲い込みには、こういうマイナス面もあるとおもいます。
「囲い込み」のシステムは、あくまでお客様「サービス」として、 「囲い込み」ではなく「お礼」というコンセプトで行われるべきです。 大事なのは、魅力作りによるファン化、精神的な「囲い込み」です。ポイントで縛るようなやりかたはいずれ効力を失います。
お客さんが自らお店に帰属してくれるような魅力があれば、 システムなどなくても「囲い込み」ができるし、ポイントが貯まれば「お礼」としてお客さんにはより大きな価値となって付与されるはずです。
要は、お店(サービス)の魅力なくしては、ポイントも効力を発揮しないということですね。