イメージをつけて売る 。

人間は何らかのイメージを持たないと行動できません。逆に言えば、イメージに従って行動します。これは、哲学者も言っています。
だから商品を売る場合には何らかのイメージが必要なのです。
イメージを持つことができて、それがその人にとってメリットがあると感じたら買おうという気持ちが生まれます。まったく同じ商品でも、イメージの付け方によって違う売り方ができます。とても基本的なことですが、例えば、ビタミン剤を売るとして、「残業でへとへとになったときに」と売るのか「肩こりを緩和します」と売るのかでは、買う人が違ってきます。
どちらにしても、「高品質ビタミン剤!」だけでは、売れません。具体的なイメージを持てないからです。ビタミン剤などは、各社似たような商品内容かも知れませんが、「残業でへとへとになったときに」というイメージを持たせた企業の商品が、いち早く「「残業でへとへとになった人たち」に売れるはずです。
買った人たちは、「ビタミン剤などどれも同じ」と思っていても、「残業でへとへとになったときに」と言われると、少なくともそういうときにはいいのかも知れないという不確定だけれども可能性が高いという精神的担保が得られるので、「なんだか良さそう」と思ってしまうのです。
同じ商品でも、売り方のイメージ(あるいは切り口とも言いますが)の打ち出し方によって、まったく違うマーケットに売ることができるということです。これは、今に始まったことではなく、販促の基本中の基本です。
しかし、基本中の基本が、忘れられがちだったりします。
こういったことは、販売がまさに心理戦であることを物語っています。