企業のPR体制について-2:体制

中小企業ではPRの専門部署はないのが普通だと思います。
しかし、担当者すら曖昧な場合が多いです。

また、なりゆきでやっていたりするので都度、担当が変わったりします。
そうなると同じ商品なのに情報がばらついていたりあるいは、社内なのに他の担当者への
話のつなぎ方が曖昧だったりします。PRをする機会が少ないからかも知れませんが。

こう言う状態もPRの障害になります。PRツールがうまくできないと業者を変えてみたりしますがこういう状態では業者を変えても同じです。

社内で誰かこういうことのルール作りをすることが必要です。
本当はたまにしかPRする機会がないこと自体が問題なのかも知れません。
もっと積極的にPRしてPRすると言うことにも熟練する方が良いと思います。

企業のPR体制について-1:商品情報

ここでいうPRとは、広告を含めて外部に発信するという意味です。
企業にとって自社の情報を外部に発信するのはとても大事なことのはずですが、その体制が十分でない企業はとても多いです。むしろ、十分な企業は珍しくそういう企業は著名企業だったり成功企業だったりします。

よくあるのが、商品の広告や販促物をつくるのに商品情報が整備されていないことです。
要素が歯抜けだったり、肝心な仕様が分からなかったり。そのような状態でちゃんとした広告物ができるはずがありません。誰かがちゃんと知っているはずです。

なぜこうなるのかは、企業によって事情が違うでしょうが、販促物づくりを真剣に考えていたら、こんなことにはならないのではないでしょうか。

各商品について、使用や特徴、販売エリアなど外部にPRすべき情報がいつもさっと出せる状態にしておくというのは、体制ではなく、企業の意識の問題だと思います。

告知は、競争相手への告知にもなる。

WEBや広告などでお客さんに告知すると言うことは、
同時に競争相手にも商品や事業を教えてしまうと言うことを忘れてはいけません

そこを意識していない企業が意外とあったりします。
新しい事業を始めるときにWEBで刻一刻と状況をアップしていたりするのは、
まだ成功してないのに相手にネタをばらしてしまうようなものです。

何かをするときは、黙って虎視眈々とやるべきです。一般に告知する頃には、他社にはちょっとやそっとでは分からないくらいにノウハウをつくってからするべきです。

新しい事業などで告知をしていく場合は、十分注意して小出しにしていく方がよいです。

以前のアップルなどは、新商品を発売するのに一切情報を出さず、突然発売するというくらいでした。プレスリリースすら出しません。もちろん広告も。

それもあって、アップルが先行し、他者が追いつくまでにはかなりの時間を要したのです。
iPhoneが良い例です。他者が追いつくまではひとり勝ちです。

告知物のトーン。

キャッチコピーと告知の誌面や画面のイメージを
ちゃんとあわせることも訴求力の面で大事なことです。

コピーのフォント、つまり書体やサイズ、レイアウトは
話の口調でもあります。
イメージ写真はその話の場面です。

どんな場面で、どのように話すかで
同じ話でも相手への伝わり方が違います。
そこに気を配っていない告知物も多いです。

こういった要素を構図や美観優先でデザインする
デザイナーは良くありません。
あくまで話の組み立て優先で、
それらを意図通り、しかも美しく造形するのが
デザイナーの仕事です。

できあがった告知物が、
こちらの言いたい内容になっているかはもちろん、
伝えたいニュアンスになっているかも
重要なチェックポイントです。

告知の情報はより具体的に。

販促は情報戦です。
なぜかと言えば、人間は情報によって考えるからです。

その情報もより具体的な方がよいのです。
なぜなら。人間は面倒なことが嫌いだからです。

曖昧な情報だと、イメージするのに
あれこれ考えなければいけません。
過去の経験からいろいろ思い巡らせてこういうことかなと
自分のイメージを作らないといけなくなるのです。
面倒なのです。

しかし、具体的だと、その必要がありません。

「おいしいせんべいです」ではなく、
「昔もおばあちゃんにもらった懐かしい味のおせんべいです」

「魚沼産のコシヒカリを使った贅沢なおせんべいです」ではなく、
「昔もおばあちゃんにもらった懐かしい味のおせんべいです」

その具体的とする情報の選び方がセンスです。
お客さんの琴線に触れる
つまり具体的なメリットを
提示してあげることです。

販促の訴求ポイントについて。

販促に於ける2大ポイントのもう一つが
顧客メリットの訴求です。

分かっていても忘れがちなポイントです。
すぐに商品特長を訴求してしまいます。

え?商品特長を訴求してはいけないの?と思いますが、
商品特長は情報としてはもちろん必要です。

しかし、決め手にはならないと言うことです。
決め手になる、つまりお客さんの心を動かすのは
お客さんのメリットです。

その商品を買うとどんな良いことが起こるのか。
どんな幸福を手に入れることができるのかということです。
その幸福が大きく身近であるほど心が動きます。

違う角度から言えば、お客さんの幸せな未来を
描いてみせるということです。
その未来は、近いほどお客さんの心が動きます。

そのためには、お客さんが誰なのか、
どんな状態なのかをできるだけ詳しくイメージすることが必要です。
それがないと未来は描けません。

そういう面でも、お客さんを知るということが
どれだけ重要なことかが分かります。

販促の分かりやすさについて。

販促に於いて、「分かりやすさ」は2大ポイントのひとつですが、
さらに分解すると、

・何なのか。
・客は、どうすれば良いのか。

ということがあります。

・何なのか。
これは主に商品やサービスの内容です。
食べ物なのか、学習塾なのか、カフェなのか・・・・
当たり前のことですが、時々、よく分からない広告もあります。
それでは、まずお客さんが欲しいと思いようがありません。

訳の分からない情報を出して興味をそそるというギミックは
例外中の例外です。綿密な戦略が必要ですし、
よほどの場合でなければリスクの方が多いです。

・客は、どうすれば良いのか。
商品のことはわかるが、どうやれば買えるのか、
あるいは申し込むにはどうすれば良いのかが
分かりにくい場合もあります。
商品に魅力を感じても、お客さんは行動することができなくて
結局、買えません。

こういうことは、感覚的に分かっているはずなのに
商品を売ろうとすると視野が狭くなって
お客さん目線を忘れてしまい、起こります。

お客さん目線で考えてみると
何を知らせると良いのかが分かります。

販促で抑えておきたい最低限のポイント。

インターネットが普及して
様々な販促手法が生まれていますが
何がどうなっても人と人とのコミュニケーションで
あることに変わりはないので、基本は同じはずです。

改めて販促の最低限のポイントを確認してみますと
この2点です。

●分かりやすいこと。
販促とは情報戦です。肝心の情報が分かりにくければ、
話になりません。

●顧客のメリットを訴求すること。
往々にして商品の特長を訴求してしまいがちですが、
顧客の心を動かすのは、園商品で顧客がどうなるかという
メリットです。

他にもポイントはいろいろ出てきますが
これを外すと成立しないというのが
この2点ではないでしょうか。

しかし、意外とこの2点が守られていない場合は
多いものです。

販促に使う写真。

販促に使う写真をおろそかにしている会社は多いものです。
光が足りない、変な影ができている、てかりがある、
などの素人写真では、せっかくの商品が台無しです。

商品以外の写真も、実は同じです。
販促物において、そういった不備な写真があると
それだけで会社のイメージがダウンします。

しかし、意外とそういう写真をカタログや
チラシに使っている会社は多いのです。
多少のことならコストをかけて
プロに頼む方が賢明です。

あるいは社内に器用な方がいたら、
いまは撮影機材が発達し、
素人でも良い写真が撮れるようになっています。
ちょっと練習すれば格段に良い写真が撮れるものです。

写真は、思いの外、イメージに影響するものです。

きっかけの重要性。

昔に比べ現代は本当に商品が多彩になっています。
スーパーに行くと、カップ麺だけでいったい何種類あるのでしょうか?
それぞれに差別化し販売を目論んでいるのですが、
お客さんがそれを買うのは、何でもないきっかけだったりします。

たまたま、TVでCMをやっていた、
たまたま、キャンペーンをやっていた、
たまたま、人がおいしいといった、
たまたま、パッケージに興味を引かれた・・・・

お客さんの多くは、さほどカップ麺を欲しいとは思っていません。
ほかにもおいしくて便利な食べ物は山ほどあります。

それらにしても選ばれる理由は、何気ないきっかけだったりします。
良い理由を知っていても、
わざわざ買いに行くほどではないことがほとんどです。

言ってみればどの商品も大同小異なのです。
どれも同じように感じている商品を買うのはきっかけです。

だから、きっかけ作りは、とても重要です。
商品の中身より大事だと言っても過言ではありませんね。