小さな会社のブランド構築に必要なこと。

最近になってブランド、ブランドと言われていますが
ブランドという考え方は、新しい考え方でも何でもなく
言葉こそ違え大昔から当たり前にに存在します。

老舗や名門などのお店は、
自然にブランド化されています。
商売の基本は、ブランドであるともいえます。

ですから、ブランドづくりという考え方は、
企業の規模に関係なく、規模が関係するのは管理の仕方だけです。

根本になるのは、お客さんに、
何をどのように提供するかという考え方だけです。
その考え方をいかに精度高く具現化するかで
いわゆるブランドとなっていきます。

ですから、さあ今日からブランドだということはあり得ず
ある程度の時間がかかるものです。

いわゆるブランドとして安定した信頼を得るには
幾多の障害と戦っていかなくてはなりません。

しかし、とにもかくにも根本の考え方が
微に入り細に入りしっかりとなければ
戦いもできません。

1.信頼を築くために

どんな規模であれ、お客さんと信頼関係を結ぶには、
まず企業がお客さんに提供する商品やサービスについて
確固たる自信と品質を保証できなくてはなりません。

そのためには、商品やサービスについて
確固たる考え方がなければ、品質はつくれません。
そのためには、企業がその事業に対する確固たる
確固たるコンセプトを持っていなければなりません。

そのためには、企業に確固たる理念がなければなりません。
逆に言えば、根本的な理念がしっかりしていないと
本当の意味でのブランドは生まれないと言うことです。

2.理念を明確にする

根本的な理念がしっかりあれば、
どのようにブランドを生み出す、
あるいは管理していけるのでしょうか。

ブランドと言えば、マニュアル化というような
考え方も起こりがちですが、
一番大切なのは、理念を会社全体でしっかり共有することです。

企業活動では様々な予期せぬ場面も訪れます。
そのひとつひとつについてマニュアル化することはできませんし、
できたとしても膨大でおぼえることはできません。

その点、理念を共有すれば、その場面で
どのように判断や行動をすれば良いかが分かります。
それは理念は、行動規範でもあるからです。
ただし、そのためには、社員全員が分かる理念であることが重要です。

ですから、結局、企業がより良い企業活動をおこなうには
理念がとても大切だということですね。

逆に言えば、理念がとても明解な企業は、
行動しやすく、ブランドにもなりやすく
成長継続がしやすいということもいえます。

3.理念の効果

会社の理念は、分かりやすいことが大事ですが、
大ざっぱと言うことではありません。

会社の目指すこと、提供すること、思いなどが、
社員が理解して判断できるだけの詳しさで
書いてあることが必要です。

判断に困るようでは、まだ不完全です。
一度に完璧に創らなくても
徐々に詳しく表していっても良いのではないでしょうか。

また、時代とともに微妙に変化していく部分もあるでしょう。
そういったことを常に会社全体で共有していることが大事です。

そうすれば、企業活動全体の行動の根本が統一され、
お客さんにも伝わります。
その積み重ねで信頼が生まれていきます。

意識せずともブランドになっているはずです。

会社という組織

今後のマーケットがどのようになっていくかについて
ある人は会社という形態そのものが終焉を迎えるといいます。
組織のあり方が変わってくるということです。

それらが信憑性があるのが、現状の企業には
組織的な問題が山ほどあると言うことです。
ちゃんと機能しない組織をムリヤリ
機能させているようなところがあります。

世界的な経済不安で資本主義自体が
行き詰まっているのではないかと言われる中、
そういった今までの資本主義の考え方による
組織も行き詰まっている感じも非常にリアリティがあります。

行き詰まった組織の中で鬱になる人が増え
組織も機能しなくなり、大きな会社があっというまに
消えてなくなったりします。
そういう時代を迎えつつあるのではないでしょうか。

そんな中で従来のような考えで商売を考えていても
やがて行き詰まります。

経営者は組織のあり方自体を
考えなければいけない局面に来ていると思います。
これはまだ全体的な話だとしても、現実にこまかいところで
そういった現状が出てきているはずです。
そこを従来型の頭で、無視していては、見誤ります。
その変化をちゃんと捉えていないといけないと思います。
固定観念にとらわれていると見逃してしまいます。

素朴な配慮について。

先日行ったラーメンチェーン店は、お箸がプラスチックの堅いタイプで、
麺がすべってとても食べにくかったのですが、
お店の人は、自店で食べたことはないのでしょうか?
食べたけど、食べにくいとは思わなかったのでしょうか?

また、レジでお金を出すときのトレイが
金属の堅いタイプをおいているお店が非常に多いのですが、
コインを伴うときは、カチカチと音と堅い感触がして
ちょっと不快な趣があるのですが、これは私だけなのでしょうか?

こういうことの多くは、わざわざ言うほどではないけど、
無意識に心にひっかかっているものです。

それが無意識にお店を格付けしています。
そして無意識に避ける傾向になります。

こういうことに気がつくには、
固定観念を取り払って、素朴な視点で考えなければ見えてきません。
素朴な視点、素朴な疑問、素朴なよろこび、人間は、素朴に感じます。
素朴は、とても重要なキイワードです。

企業理念の効用-2

企業理念の効用はなんといっても企業活動の効率化です。

企業理念というと、企業イメージだとか、体裁的な方に目が向けられがちですが、
実は社員の判断に迷いがなくなってムダがなくなると言うことです。

規範を明解にすると言うことは、日々の企業活動の中で求められる様々な判断が
明解になるということです。
何かの対処を求められる場面で、いちいち上司に聞かなくても、
どう考えれば良いかが分かると言うことです。
本人もすぐに判断できて前へ進めるし、上司も聞かれて応える手間暇が不要です。
日々のこういった手間暇が削減されるだけでも、
社員数の多い企業では大きな影響を及ぼします。

ましてや、理念がはっきりしていないために、
幹部が集まってムダな会議をするなどが発生しません。

それだけに理念を決めるときは、深く考えしっかりとした考えを
落とし込まなければいけません。
社是ではない、企業が社会と関わる根幹の考え方です。
それによって企業の将来像や戦略も自ずと立ち上がってきます。
社員一人一人にも会社がどこに向かっているかが理解できれば、
そこにやりがいや夢を重ね合わせることもできます。

ただし、企業理念はあくまで企業活動の理念であって、
社員のプライベートにまで強要されるべきではありません。
社員としての時間だけに留まるべきです。
社員はあくまで個人としての理念があるはずで、その上で会社に関わっています。

視点を個人に移せば、個人でも理念がはっきりしていると人生にもムダがありません。
価値観のはっきりしている人は何かと決断も行動も早いと思います。
企業も同じだと言うことですね。

企業理念の効用-1

企業理念というと、なんとなく中庸なきれい事を並べたようなものだと
思われがちですが、非常に大事なものです。
当たり前じゃないかと思われるかも知れませんが、
その割に、企業理念をちゃんと考えて作っていない企業は実に多いです。
企業理念と言っているけど社是みたいなものだったり、
なんとなく当たり障りのない言葉で紡がれていたり。

特に中小企業はその傾向が強いです。
商売を始めて大きくなって、特に企業理念など考えなくてもそのままきている
という場合が多いのではないでしょうか。
あるいは、代が変わって企業形態は引き継がれているけど、
創業者の思いなどが希薄になってきているという場合も多いと思います。

それに加えて、なぜ中小企業にその傾向が強いかと言えば、会社の規模が違うからです。
それは何を意味するかと言えば、企業規模が小さいと企業理念がなくて
企業の行動がぶれても誤差が少なく、損失が小さいもしくは見えないからです。

大手企業は、売上高も大きいため企業活動がぶれるとその損失も大きくなります。
だから、より企業活動の精度を高めなければいけません。
その時に企業理念が非常に合理的に働きます。

実は企業理念ほど、企業を合理的に動かせるものはありません。
理念が明確であるほど、企業活動にはムダがなくなります。

また、理念を明確にすることで、気づかなかった自社の使命感のようなものが
見えてきて新たなビジョンがわき起こってきたりします。
将来像のイメージが広がるということです。
もっと平たく言えば、夢が描けるようになるということです。

そういう面では、たとえ個人商店でも個人事業者でも、
事業者としての理念を明確にすることが大切であり、
ある意味、夢を描くきっかけになる楽しいことでもあります。

差別化の原点。

差別化差別化と言われますが、究極の差別化は、経営者です。

例え業態は同じでも、異なる会社では、経営者が異なります。
経営者が異なれば、価値観も必ず異なります。
それが、経営に自ずと反映されます。
だから、究極の差別化は、経営者が情報を発信することで可能になります。

例えば、まったく同じ業態で、商品やサービスも似ていて
社名が違うだけの会社があったとして、
そこで両方の経営者が登場し、自分の考えなり思いなどを
語れば、両社はやはり違うイメージに見えてきます。

ですから、その考えや思いを企業活動に具現化していけば自ずと
会社の個性はでてくるのです。

お客さんにとっては、最終的には、好きか嫌いかという事になります。
そこで好きになってもらうことが最強のマーケティングになるはずです。

一般論はあてにならない。

そもそも一般論とは、すでに起こった物事を多くの人が納得しやすいように
まとめて理屈をつけただけのものです。

つまりある意味適当につじつまを合わせて理解しやすいようにしただけの話です。
だからしばしば、一般論と違うことが起こります。

有名なドンキホーテは、2つの掟破りがあります。

1.雑貨は夜には売れない。
2.商品は見やすいようにきちんと整理して陳列する。

これらの一般論が正しくないことを証明してくれました。
ドンキホーテは例外なのでしょうか?

商品が売れ続けるのに例外などありません。
ちゃんと売れる理由があって売れ続けるのです。

イノベーションは一般論ではないところに起こります。
一般論はあてにしないようにしましょう。

客になって考えると言うこと。

客観的に自社の事業を考えるために、
自分が客になって考えるという発想がありますが、
なかなか完全には、客になれないものです。

内情が分かっているから、
これは仕方が仕方がない、あれはあんなものだと、
客であるはずの自分が自社に譲ってしまいます。

しかし、それでは意味がありません。

客である自分のわがままな気持ちに
忠実になってみることが大切です。

できるようで、なかなかできないものなのです。
たまにやるからできないのです。
習慣づけることが大切だと思います。

目標を決めると何が起こるか。

販促でも商品開発でも漠然と行っている企業は多いものです。

その結果、どれだけ効果があったのかどうかよく分からない、
何が理由で売れたのかよく分からないというようなことになり、
検証ができず次の行動につながりません。

また、その活動にかかったコストも
正当だったのかムダがあったのかも分かりません。
分からない尽くしでただ結果があるだけになってしまいます。

そういう人に、これだけ、いつまでに売ると言う風に
目標を決めると、それから逆算していろいろなことが決まります。
目標に到達知るためには、いつまでに何をしなければいけないかが
考えられるからです。

結果が出た際にもその過程がすべて分かっているので
どこの何がよかったのか悪かったのか、
どこにムダがあったのか、あるいは問題があるのか
なども分かるようになります。

結果的にそのプロジェクトの全容が把握でき
次の活動に生かすことができます。

目標を決めるだけで、企業の中身が見えてきます。

ノウハウ情報の落とし穴。

ネット上には、マーケティング情報が氾濫し、
様々な売れるノウハウを謳う商材があります。

つぶさに点検したわけではありませんが、
その多くが、実は当たり前のことを
言っているだけなのではないでしょうか。
しかも、その前提は良い商品であることです。

本当の策は、その商品が置かれた状況に合わせて
細かく考えないといけないものであり、
不特定多数を相手に話せるのは一般的な傾向や法則、
つまり周知の当たり前の話です。

従って、良い商品があって、当たり前のことを
ちゃんと実行していれば売れて当たり前です。
ノウハウでもなんでもありません。

誰もがそれをできるのなら、
みんなこんなに苦労していないのです。

当たり前のことがなかなかできないのであって、
そこをどうやるかを書いてあるものは、
少ないのではないでしょうか。

また、「良い商品」とひと言で言っても
その「良い」具合というのは実に難しい判断です。

そう分解していくと、そもそも
一般公開されているマーケティングノウハウを
実行すべき場合はやるべきことすらやっていない場合
なのではないでしょうか。
そういった企業が多いという事かも知れません。

本の中の話で成功しているケースの多くは、
事実としてもレアケースなのです。
だから、ネタにもなります。

また、みんながそのようにやると
それはそれで競合になります。

結局は、自社の商品を分析して状況に合わせて考えるしかなく、
そのあたりに事は、書いてないのです。