適度な品質好価格 。

昔と違ってモノの品質は格段に良くなっています。もう、必要以上に良くなっていると言っても過言ではありません。
それでも企業は、新しい商品を開発し、売らなければいけないのが資本主義経済です。

まだまだ高機能に便利になった方が良いという人もいるでしょうが、そういうニーズを持っているのはごく一部の人たちです。大半の人は、もう十分なのですが、新しい物好きや、古いのはかっこわるいとか、ステータスとか、その物の本質とは違うところにニーズが生まれて、あるいは思い込んでまた必要以上に高品質なモノを買っていました。
付加価値とはそういうものですが、要するに付加価値を消費することが多くなったということだと思います。
しかし、ここ数年、これくらいでいいじゃんという冷静な判断をする人が増えているように思います。もう企業の無意味な高品質合戦には巻き込まれない、ある意味賢い消費者です。特に若い人たちにその傾向が強いのではないでしょうか。
世界市場では、数年前に過剰品質好価格で日本の家電が韓国の企業に惨敗しました。日本が高品質高品質と言っているうちに、相手は適性品質好価格でどんどんファンを増やしていったんですね。結局、ある意味彼らの方がお客さんのことをよく考えていたともいえます。お客さんにムダなお金を使わせず、必要なだけの品質で買いやすい価格で。売れる理由があります。
すごいことを求めていない人にお客さんに、どうだすごいぞと言っても値打ちはないということです。よく考えると当たり前です。
情報化社会で、消費者はもう企業の手の内を知っています。これからは、そういうことを踏まえた上でマーケティングを考えないと、ますます、お客さんとずれていきます。これから必要なのは「適度であること」の「適」精度の見極めなのではないでしょうか。