逆ベクトルのマーケット。

世の中が便利になるほど人間は退化していくと思います。
それを本能的に防止するためなのかどうかは分かりませんが、
不便を楽しむ嗜好が強くなってきます。
人間は常に逆の物事への欲求が生まれてきます。

てづくりやユーズド感覚の流行も
精巧で美しい工業製品への反作用ではないでしょうか。

この先、コンピュータがどんどん進化して
人間の暮らしはもっと多くの部分が自動化されていくでしょう。

そうすると人間は暇になり、
不便なことを楽しむようになります。

それなら便利にしなくても良いのではないかと思いますが、
やはり便利で快適なことには弱いのです。

しかし、便利で快適だけでなく、反対のことを求めるのは、
人間の本能として自然な状態を求めるという事ではないでしょうか。

ですから、文明の逆ベクトルのマーケットとしては、
人間の本能を彫り込んでいくと見えてくるのではないでしょうか。

マズローの5段階欲求に照らし合わせて考えると、
初期の欲求を満たすために文明が生まれたと言えます。

「マズローの5段階欲求」
LEVEL-1 生理的欲求
LEVEL-2 安全の欲求
LEVEL-3 社会的欲求
LEVEL-4 自尊欲求
LEVEL-5 自己実現の欲求

LEVEL-5に近づくほど、文明では実現できなくなります。
消費成熟の社会は、マクロにはLEVEL-5の時代だと言われます。