もやもやする話。:「日本の言葉」

公で発言される言葉には歪んだものが多い。

震災の時に国民へ自粛を求める政府要人の言葉。
「必要な分を超えて水を買い求めることは自粛して頂くとありがたい」
記事に載っていた言葉だが、
なぜ最後に「ありがたい」が付くのだろう?
変にへりくだってしまうのが日本の国民性といえる。
謙虚で礼儀正しい性質が、ときにはマイナスになる。

「自粛してください」でいいと思う、普通に。
某政府要人の個人的な理由で国民に頼んでいるわけではない。
状況として、自粛して欲しいということだから、
「ありがたい」は余分だ。
まるで、気に入らなかったら自粛しなくてもいいみたいだ。
こういうメッセージはシンプルな方が良い。

何でもないことで、普段見落としがちだけど、
この余分なへりくだりや丁寧が、変なグレイゾーンをつくるし、
伝わりにくくする。

学生時代に弁論で鳴らした人のはずなのに、
国会体質が身についてしまうのだろうか。