企業のデザイン力をつけるには。

アップルが成功して以来「デザインの力だ」とか
「デザインで勝つ」というような志向が見られますが
はたしてそうなっているでしょうか?

またまだ、日本の商品の大多数のデザインは、
決して優れているとは言えないのではないでしょうか。

これは企業、特に大企業の「デザイン」に対する認識が
まだまだ未熟だからではないでしょうか。

企業の中の誰かが良いデザインを考えても
それを見極める目を持っていないから、
採用しなかったり、見極めを誰かに託したり、
デザインデザインと言いながら、
企業がデザインに対価を払わないということもあると思います。
あるいは、そもそも良いデザインを生み出す組織になっていないとか。
企業の中で「良いデザインとは何か」が不明瞭なのではないでしょうか。
それらはすべて経営幹部にデザインを分かる感性がなければ
無理なことではないでしょうか。

しかし、お客さんは確実に
デザインにお金を払うようになっています。
同じ内容なら、少し高くてもデザインの良い方を選ぶ人は
少ないないはずです。

ご承知の通りアップルの故スティーブジョブズは
デザインについてことのほか厳しく
高いレベルを求めた人です。
だからこそあれだけの美しいデザインで
しかも、非常に多くの人に受け入れられた。

日本の家電メーカーがアップルや
海外のメーカーに勝てない大きな理由のひとつに
デザインがあると思います。

優秀な人材が揃っている日本の大手メーカーで
良いデザインが生まれないはずがありません。
しかし、現実には生まれません。

経営者を筆頭として
企業の中枢部にデザインの意識が低いからという以外に
原因が見当たりません。

優秀なデザイナーがいても、
そのデザインを育てることはできないでしょうし、
作り出したデザインを評価見極めることもできないでしょう。

企業のデザイン力をつけるためには、
まず経営陣のデザイン意識を高めないと始まりません。